4. 引っ越し


海外からの引っ越しでは、やることがたくさんあります。

『海外サイド』
  1. 【2-3か月前】不要なものを譲渡・売却
  2. 【2-3か月前】住居契約の解約
  3. 【1-2か月前】航空券・ホテルの予約
  4. 【1-2か月前】引越業者に依頼
  5. 【1か月前】研究室の整理・引継
  6. 【2-3週間前】郵便の配達先変更、家賃のデポジット振込先の指定、銀行口座の解約
  7. 【2-3週間前】Farewell party・挨拶
  8. 【1-2週間前】車の売却
  9. 【1-2週間前】電気・ネット・各種(netflixや携帯)契約の解約
  10. 【1週間前】部屋の掃除
  11. 【数日前or当日】鍵の返却
①Craigslistや日本人会を利用しました。ココが参考になります。日本では廃棄にお金がかかるのでリサイクルショップを利用すると思いますが、購入後1年でもテレビ以外はお金になりません。時間があるならメルカリ、時間がないなら友人への譲渡がいいと思います。

②オーナー側から連絡が来ると思いますが、来なければ自分から伝えに行きます。欧州やアメリカでは3か月前に連絡がくることが多いです。場合によっては次の入居者を探してと頼まれる事もあります。

③クリスマスや3月下旬は日本行きの航空券が高いです。1か月前には予約しておいた方がいいと思います。ホテルは日本と現地の両方です。社宅や実家など、帰国した際に住居がある場合は別ですが、ない人は家が見つかるまでホテルに数日間滞在すると思います。特に京都では4月にホテルを長期間確保するのは至難です。早めに予約しておきましょう。また、現地のホテルというのは、鍵を返却してから飛行機に乗るまでの数日間の滞在場所です。最後の日を過ごす場所ですね。

④荷物が少ない方は不要ですが、業者を利用する方はココが参考になります。留学生はコスト重視で日通、海外赴任者はサービス重視でヤマトの利用者が多いようです。自分で集積地まで荷物を持っていくと安くなります。荷物が届くのに1カ月程度かかるため、帰国時すぐに必要なものは持って帰ります。1人あたりスーツケース(~20kg)2個まで預けられますが、成田駅はバリアが多く、その付近のホテル滞在は不便でした(2015年)。一方で、東京まで行ってしまうと非常に混雑しているため、大きい手荷物は邪魔になりました。反省点です。日本国内の移動なら全て業者がやってくれるので楽ですね。日本から海外に行く際も業者が見積のために一度訪問し、その後は全てやってくれるようです。

⑤基本的に海外の大学では、スタッフが充実しているので実験で引継ぐことは少ないと思います。試料、書類や実験ノートの整理をする、データをまとめるくらいでしょうか。

⑥引越前に、予め郵便物の次の届け先を決めておく必要があります。私は陪審員の招集の書類が帰国後に届いたことがあります。帰国後の住所が決まっていない場合は、現地の友人宅にするのも一つです。日本ならオンラインでできます。

多くの場合、家を契約する際に3カ月分のデポジットを支払っていると思います。その返金先をどの銀行口座にするか指定します。オーナーによっては日本の口座には送金してもらえない場合があります。また、口座の残額をキャッシュで引き出すにも限度額が決まっている銀行があります。私の場合は、口座を帰国後でもオンラインで解約することができました。解約後、口座の残額が小切手で送られてきました。サービス内容は銀行によると思うので、事前に確認しておくのがいいと思います。

⑦お世話になった方に帰国の連絡をします。好意でお別れ会を開いてくれる時もありますし、自分で開く場合もあります。私の場合は、バーに飲みに行ったり、大学で日本酒パーティをしたりしました。また、お世話になった方に、日本のキャンディを風呂敷に包んで配ると喜ばれました。記念写真を忘れずに。

⑧車を持っている場合は、売却するか友人に譲渡すると思います。売却はCar MAXなどが行ってくれます。細かい傷どころか、事故をしていても修理をちゃんとしていれば売却額は下がりません。事前にオンラインで車の型や年式などを記載して見積もりを出しておくと、交渉の余地があるかもしれません。譲渡はDMVで規定の書類に記載すればできます。

⑨電気の契約はオンラインで解約できます。ネット契約はモデムをレンタルしている場合、解約時にモデムの郵送か手渡しが必要になります。携帯はプリペイドしか使ったことがないので・・・分かりません。

⑩部屋の掃除は、特に欧州では重要です。床に掃除機をかけるだけでは不十分で、水周りはもちろん、コンロの中などまで綺麗にしましょう。そうしないと、返ってくるデポジットが減ります。


『帰国後』
  1. 【なるべく早く】戸籍附表を取る
  2. 不動産探し・契約
  3. 【14日以内】住民票の取得
  4. 携帯電話の契約
  5. 各種住所変更とライフラインの開栓手続
  6. 家具などの購入・ネット契約
  7. その他諸々

①海外転出届を出している人は、まず住民票を取らないことには携帯電話も不動産も契約できません。住民票を取るためには「住所」と「戸籍附表」を求められます。戸籍は「本籍地の市区町村役場」で取る必要があります。職場が本籍地から遠い場合、役場から戸籍を郵送してもらう必要があります。「申請書」「手数料」「返信用封筒」「本人確認書類の写し」を送れば1週間程度で返送してもらえます。本籍地付近に家族がいれば代理で取ってもらうこともできます。

②4月採用で社宅に入る場合、3月入居が難しい場合があります。ご確認ください。一般の不動産に入居する場合、見つかるまで長期間のホテル滞在もしくはマンスリー契約をすると思います。事前にオンラインで不動産のあたりを付けておくと効率がいいです。地域、価格、部屋面積、築年数など。案外、中古の一軒家やテラスハウスが安かったりします。

③転入届は、国内に住み始めてから14日以内に届ける必要があります。不動産が決まっていない場合は、届け出の住所はホテルになると思います。申請には「パスポート」「印鑑」「戸籍謄本」「戸籍附表」が必要になります。

④住民票を取得したら、携帯電話の契約ができます。日本ではプリペイドシステムは限られているので、①~③の間は携帯電話をレンタルするしかないです。今ではSIMフリー携帯で、外国人用のSIMカードを使ってIP電話(スカイプ電話など)で安くかけることができます。駅などで無料wifiを使うのも一つです。公衆電話を使う場合は、駅もしくはセブンイレブンが見つけるポイントです。

⑤郵便局・銀行・免許・年金・引越業者への住所変更を行います。家が決まれば電気・ガス・下水道の開栓手続きも行います。私の場合、マイナンバーの申請も行いました。入居日前後に近所に挨拶に行きました。

⑥家具・家電・食器・リネン・カーテン・文房具(ガムテープ)などの購入。家電量販店でネット契約するとポイントがつく場合があるので、家電の購入費が下がります。テレビ設置後にNHKに加入(大抵、その前に訪問されますがw)。

⑦災害時の避難場所の確認。スーパーの安売りチェック。海外で住んでいた家のデポジットが返金された後に、現地の銀行口座の解約も忘れずに。

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